車には、ハイブリッドカーやセダン、コンパクトカー、スポーツクーペ、SUVなど、さまざまなクラスがあります。
どのクラスも魅力的な特徴がありますが、一方で、注意したいところもあります。
そこで、各クラスの注意点についてお話ししますね。
今回は、『軽自動車クラスの注意点』についてです。
- 大切に乗ってきた車だから、1円でも高く買取りしてほしい
- 下取り査定額をアップさせたい
- 今の愛車の価値を知りたい
目次
軽自動車クラスの5つの注意点
軽自動車は、使い勝手が良く、コンパクトで運転もしやすく、税金も安いので高い人気を集めています。
以下のように、ボディサイズや排気量に制限があります。ですが、その代わりに軽自動車税や自動車重量税などが大幅に安くなっているんです。
【軽自動車の規格】
・全長3400mm以下
・全幅1480mm以下
・全高2000mm以下
・排気量660cc以下
・乗車定員4名以下
・貨物積載量350kg以下
さらに、税金面だけでなく、コンパクトで運転しやすいところや、コンパクトカーを上回る広い室内を持つ車種があるなど、優れた実用性により人気となり、年々軽自動車に乗る人が増えていっています。
そのため、2015年3月末時点で、全国の総自動車保有数の38.7%(全国平均)が、軽自動車なんですよ。
そんな軽自動車クラスの注意点は、以下の5つです。
軽自動車だけでなく、コンパクトカーも検討を
軽自動車とコンパクトカーの税金を比較すると、年間数万円くらい違いがあります。
そのため、複数台の車を持つ世帯なら、軽自動車を何台も買うのは節税効果が高いです。
けれど、税金の差額は数万円程度である一方、エンジンの排気量は2倍の開きがあり、動力性能などに大きな違いが出ます。
なので、軽自動車を1台所有するだけの予定の人は、コンパクトカーも検討してみるといいですよ。
背の高い軽自動車は、動力性能に不満
近年、ダイハツ・タントなど、背の高い軽自動車が人気です。
室内は広く使い勝手がいいので大変便利なのですが、車重が重く、軽自動車のエンジンだと動力性能が辛いです。
背の高い軽自動車とコンパクトカーの車両重量はほぼ同じくらいなのに対し、エンジンの排気量は約2倍も違います。
なので、背の高い軽自動車を購入する予定の人は、ターボ付きを検討してください。
特に、登坂路の多い地域なら、ターボは合った方がいいですよ。
最近の軽自動車は乗り心地が硬め
近年の軽自動車は燃費が良くて素晴らしいですが、燃費を良くするために転がり抵抗の低いタイヤを履いていることが多いです。
また、コスト低減のために、足回りは安めに造られています。
そのため、乗り心地が硬い車が多いです。
設計が古い軽自動車は、燃費や安全装備がいまいち
自動車は、進化が速いです。
それは軽自動車も同じで、設計の新旧で燃費や安全装備が大きく差が出ます。
同じダイハツ車でも、ムーヴはJC08モード燃費は31.0km/L(2WD、ノンターボ)で、衝突回避の支援機能も付けれます。
一方、ミラココアは、ボディが軽いのにJC08モード燃費は29.0km/h(2WD、ノンターボ)で、横滑り防止装置すら付けれません。
このように、設計の新しさで、性能が大きく違っているので注意です。
軽自動車は、試乗でいろいろしっかりチェックを
軽自動車は、ボディが小さく、規格も決まっているので、空間効率の小さな違いで居住性が大きく違ってきます。
動力性能や操舵感なども車種によって違いが大きく、似たように見える軽自動車でも、実際にはかなり優劣があります。
なので、軽自動車は、試乗のときにいろいろと細かくチェックをしてください。
軽自動車には、このような注意点があります。
購入するときは、これら注意点をクリアできるか、しっかり確認してくださいね。